新訳「Zガンダム」を観た。

徹夜明けの鈍った脳に、MSの駆動音やライフルの銃声、
爆音が突き刺さってくる。

目まぐるしく変わる舞台!

休む間も僅かに、次々と始まる戦闘!

入れ替り立ち替り現れる敵!敵!強敵!

ラストのランデブーまで、血が騒ぎっぱなしだった。

もう十数回はビデオで観たのに、

次にどのシーンで、誰がどう言うかも知っているのに、

20年経っているのに、

「ZG」は、生き生きとリニューアルされていた。

衰えることなく、ピリピリとシャープにシャープになっていた。

「ZG」は死なず!

富野由悠季監督、健在!

「偽ガンダム」ではない!

これが「本物のガンダム」だ!

この濃厚さに味をしめてしまったら、

もう他の作品は、殆ど退屈なものになってしまう。

 

そういえば今年に、「ガンダムの世界を別世界でやりたかった」とかで
映画にもなった作品ありましたねぇ。
あれ、僕としては「全然違う」んですよ。
ガンダムは「戦争を描いたアニメ」じゃないんです。
闘争を主軸とした社会に生きる、人間模様のドラマなんですよ。
その点がよく判らずに設定とかのギミックばかりに走るから、
僕が観ると「全然ガンダムに見えない」んですよ。まああんな描き方出来る人も、
富野さんぐらいなんでしょうけどね。

 

ああ、何故か、失ってしまった青春が帰ってきたように嬉しかった。

男の子と女の子が、イチャイチャする様な青春はなかったけれど、

オタク系、アキバ系に属する僕の青春は、

富野監督を筆頭に「ジャパニメーションの黄金期」に狂った青春だった。

彼女もいなかった青春は淋しいものだったけど、

僕は今でも「ZG」、「富野由悠季監督」に出会っていて良かったと思えるのだ。

ウソっぱちの恋愛ドラマなんて観てなくて良かった。

セルアニメの世界で、有りもしないMSで戦争している彼らの方が、

なんとリアルで、後に遭遇する社会を見せてくれたか!

 

30代の人が、「ガンダムって面白いねぇ」とか言っている。

そうでしょ?僕はもう、20年も前に彼らに会っているんですよ。

40に近づいた今観ても、新しい発見をさせてくれる。

富野監督は、強烈な情熱でこれらの作品に数々のメッセージを埋め込んできたのだ。

20年経っても、「面白い」と言わせる。

20年経っても、古びたメッセージではない。

何か長い予告編を見せられている様な気もしたけど(笑)、それでも良し!

アムロとシャアが再び出会って、

後の筋も全部判っているのに、

後のストーリーに心が騒いで興奮してしまった。

 

ああ、なんか嬉しい!とても嬉しかった!!

「ハニー」も帰ってきた!「ZG」も帰ってきた!

「999」も再び、スクリーンに帰ってくるだろう。

そのどれにも関われなかったのは淋しいことだけど、

願っているとかなうものなんだなぁ。

後は、「ジョー」ぐらいかなぁ。

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